グランドスタッフの仕事は、「笑顔で接客する仕事」というイメージだけではありません。

実際の現場では、時間との勝負の中で、多くの人と連携しながら飛行機を送り出す、責任ある仕事が行われています。

定刻出発を支える、チームの仕事

飛行機が定刻どおりに出発すること。

それは当たり前のように思えますが、空港では常に時間との勝負が続いています。

グランドスタッフ(GS)の仕事の特徴の一つに、強いタイムプレッシャーの中で、チームとして判断し、動くことがあります。

出発時刻は決まっており、遅れが生じれば次の便にも影響が及びます。お客さまの「時間価値」を大切にする定時出発は、お客さまへの誠意のあらわれとも言えるでしょう。

グランドスタッフは、客室乗務員、パイロット、整備、搭載など、すべての部門と連携を取りながら、定時出発に向けた準備を進めます。

この仕事は、「一人で頑張る仕事」ではありません。

限られた時間の中で役割を分担し、正確につなぎ、支え合う――チームワークが何よりも求められる仕事です。

チェックイン、搭乗口、出発準備。業務は分かれていても、目的はただ一つ。飛行機を、安全に、そして定刻どおりに送り出すことです。

現場が一気に動き出す瞬間

到着後は、初日からチェックインカウンター業務や出発ゲートの見学を行いました。

出発ゲートに立つと、空気が一変します。

「お客さま、あと5名です!」

その一言を合図に、現場が一気に動き出します。

搭乗状況を確認し、遅れているお客さまを探し、関係部署へと情報を共有する。一つの判断が、出発時刻に直結する場面です。

お客さまを無事に探し出し、全員が改札機を通過します。

客室乗務員と地上係員が、お客さまに関する情報をダブルチェックし、

「いってらっしゃいませ」

というグランドスタッフの声に、

「ありがとうございます、行ってまいります」

と先任客室乗務員が応え、ドアが閉まります。

その後、コックピットが見える場所へ移動すると、機上に赤いランプが点灯し、プッシュバックが始まりました。

パイロットの方に手を振っていただき、私たちも手を振って、飛行機を送り出します。

その瞬間、空港での仕事が確実に次の人へと引き継がれ、バトンのようにつながっていくことを実感しました。

胸が熱くなる、忘れられない光景です。

学生が感じた「航空業界の仕事」

学生たちも、バトンのようにつながっていく業務に、大きな感動を覚えた様子でした。

  • 空港でのグランドスタッフ業務を体験できたこと、機体のドアを閉める作業を後ろから見ることができたこと、すべてが人生で初めて見る光景でした。
  • ドアが施錠されたあと、離陸する飛行機を見るためにみんなで空港の中を走ったこと、そしてパイロットの方が手を振ってくださった瞬間が、とても心に残っています。
  • 飛行機を見送るグランドハンドリングの方々の後ろ姿に感動しました。
  • 見送りの際、コックピットからパイロットの方が手を振ってくださり、仲間になれたような気がして、とても嬉しかったです。
  • 英語でのアナウンスも、ドキドキしながら体験しました。

学生たちにとって、タイムプレッシャーの中で支え合う航空業界の仕事に触れ、心を大きく揺さぶられる一日となりました。

航空業界を目指す高校生の皆さんへ

グランドスタッフの仕事は、「人と関わることが好き」「チームで何かを成し遂げたい」という方にとって、大きなやりがいのある仕事です。

戸板女子短期大学のエアラインモデルでは、こうした現場でしかわからない仕事の本質を、実際の体験を通して学ぶことができます。

将来、空港で働く自分をイメージしてみたい――そんな高校生にとって、このインターンシップは、その第一歩となるはずです。

 

本件に関するお問い合わせ

戸板女子短期大学 広報部 まで
TEL 03-3451-8383