【食物栄養科】DANRAN亭 鉄板バル様へ「女性向けメニュー」をご提案!

川嶋 比野 教授

戸板女子短期大学 食物栄養科では、5年ほど前から株式会社ミート・コンパニオンと産学連携をしております。

ミート・コンパニオンは、TOKYO Xという銘柄豚を畜産から加工、販売まで行っており、さらに消費者に直接味わっていただけるよう、自社でレストランも経営しています。

その一つがDANRAN亭 鉄板バルです。

今年度も、フードコーディネート論の授業で、約90名の学生が以下のテーマをDANRAN亭鉄板バルから課題としていただき、新メニュー提案に挑戦しました。

新メニューのテーマ

・TOKYO Xまたは和牛を使い、メイン料理・サイドメニュー・サラダでもOKなので新メニューを提案してください。

・女性客を増やしたいので女性受けの良い料理を考えて下さい。

・女性がSNSやインスタでお店名を広めてくれそうな盛り付けのインパクトがある料理を考案して欲しいです。どのように盛り付けたら美味しそうに見えるか考えながら、工夫してみてください。

DANRAN亭 鉄板バル様の評価は?

学生が提出したレポートは、全てDANRAN亭 鉄板バルのスタッフの方々に見ていただき、特別賞、ユニーク賞、アイデア賞、優秀賞、最優秀賞をそれぞれ1名ずつ選んで下さいました。

その中で、もっともお店のスタッフの方からの評価が高かった今年のメニューは「ローストビーフサラダ」です。

ローストビーフと言えば、薄くスライスという常識がありますが、それを覆した発想で、なんとキューブ状に切ってのせるというお料理です。

これは新しい!!ということでシェフが大絶賛してくださいました。

プロと一緒にメニューを再現!

ミート・コンパニオン様のご厚意で、提案したレシピをお店でシェフにご指導いただきながら、本人が再現調理し、試食させていただきました!

包丁の使い方のコツなど、手取り足取り教えていただき、大変貴重な経験になりました。

ローストビーフは鹿児島の和牛を使い、キューブ状にも関わらずめちゃめちゃ柔らかく美味しかったです。

お野菜もたくさん使ったこのメニューは、食べてもさっぱりしていてとてもヘルシーです。前菜としてコース料理に提供することもできそうです。

インタビューを受けました!

最後は今回の体験で学んだことや将来の夢などについてインタビューを受けました。

お店で作っている様子は、今年度もミートコンパニオン様のYouTubeチャンネルに後日アップされますので、楽しみにしていてください!

株式会社ミート・コンパニオン様 公式Youtubeチャンネル

フードコーディネート論担当教員

川嶋比野

川嶋 比野 教授

食物栄養科
学科長

実践女子大学を卒業し、管理栄養士を取得。大学院では、里芋の粘り成分の構造や抗酸化作用について研究し、2001年に修士の学位を取得。食品総合商社で非常勤の管理栄養士として務め、レストラン等へのメニュー提案業務や惣菜商品開発を経験。その経験を活かし、専門学校や短大、4年制大学でフードコーディネート系・調理系の授業を担当する専任講師や非常勤講師となる。 2009年からは、食器の色と絵柄と美味しさの関係の研究を始め、学会へ研究発表を続け、2019年にそれらの研究結果をまとめ、実践女子大学大学院にて博士(食物栄養学)の学位を取得。2012年より戸板女子短期大学で調理・フードコーディネート系の科目担当の専任教員を始め、現在に至る。