「時代図書館Ⅱ」-時空を超えて、本と出合おうー

戸板女子短期大学 図書館

時代図書館第2弾( 第1弾はこちら )では、
あなたが小学校を卒業した年の2015年の出来事と、2015年図書館年間貸出しトップ5をご紹介します。

あなたが小学校を卒業した2015年、2名の日本人がノーベル賞を受賞しました。
寄生虫病特効薬の開発に貢献した大村智・北里大特別栄誉教授と、「ニュートリノ」に質量があることを初めて確認した梶田隆章・東京大宇宙線研究所長です。
大村博士が発見した微生物により、熱帯に蔓延する寄生虫病の特効薬ができ、数億ともいわれる人々が失明の危機から救われました。
又、梶田博士の研究は宇宙の謎に大きく一歩を踏み出しました。
日本人のノーベル賞受賞者は、2021年の現在27名。そのうち、19名は2000年以降に受賞しています。
お二人の名言を以下に挙げます。

大村智 (ノーベル生理学・医学賞)
「みんな微生物がやってくれたこと」
「私自身はなるべく幅広く、いろんなことを自分自身が知らなきゃいけないということで、
 めちゃくちゃ本を読んで、めちゃくちゃいろんな勉強をした。全体をいつも掴むんです」

梶田隆章(ノーベル物理学賞)
「人類史上初の重力波検出によって、宇宙の理解が全く別の角度から始まる。
 それは人類の知的財産という意味でものすごく重要なステップになるはずです」
「日本、アメリカ、ヨーロッパ、この3台(の観測装置)が互いに協力して観測する必要性が近いうちに必ず出てきます。
 『国際競争』ではなく、『国際協力』しないと次の段階へは進めないところまで来ているのです」

最後に、日本人初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹博士の名言を載せます。

湯川秀樹(日本人初のノーベル賞受賞者・ノーベル物理学賞)
「取り返しのつかない大きな失敗をしたくないなら、早い段階での失敗を恐れてはならない」

勇気を奮い立たせてくれる言葉ですね。


2015年図書館年間貸出しトップ5

このうち、第三位の『一汁三菜基本のおかず』は1998年から現在に至るまでの貸出し数が第二位、第五位の『妊娠・授乳期の食事』は第一位✨となっています。
特設コーナーに展示してありますので、どうぞ手に取ってご覧ください。もちろん貸し出しもできます。

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戸板女子短期大学 図書館にあるたくさんの本は時間と空間を越えて未知の世界、未知の人々とあなたを結びつけてくれます。忘れられない本との出会い、忘れられない人との出会いがきっとあるはずです。そんな図書館で一日を過ごしてみるのも楽しいと思いませんか。