はじめまして!服飾芸術科1年の齋藤佑衣です。
私は、As-meエステールのインターンシップに参加させていただきました。
インターンシップの内容や参加したきっかけなど、今回のインターンシップで学んだことを記事に書いていこうと思いますので、是非ご覧ください!
エステールホールディングス / As-meエステールについて
エステールホールディングスは、宝飾品を中心に幅広い事業を展開する企業グループです。
宝飾品事業では、職人による宝石の研磨や真珠の養殖から販売までを自社で手掛ける【製販一貫体制】を確立しています。
グループ会社であるAs-meエステールは、約20ブランドを展開し、国内約350店舗・海外9店舗を持つ、業界でも最大規模のジュエリー専門会社です。
幼いころからジュエリーに魅力を感じており、身に着けることで自分に自信が持てたり、気持ちが前向きになれたりと、ジュエリーが持つ【人の心を動かす力】に惹かれてきました。
大学ではファッションについて学んでいますが、ファッションとジュエリーでは役割や価値が異なると考えています。
その違いを実際に体験したいと思い、このインターンシップに参加しました。
ジュエリーへの関心が深まった3日間
このインターンシップは3日間のプログラムで行われ、1日目は本社にて会社説明と事業内容やジュエリーの基礎について学びました。
As-meエステールでは、【TSUNAGU】というサービスを展開しています。
思い入れのある宝石をリフォームやセミオーダーによって新しい形に生まれ変わらせるもので、
単なる装飾品としてではなく、家族の絆や大切な想い出を未来へつなぐ価値をお客様に提供しています。
世界に1つだけのジュエリーをオーダーできるほかに、専門性が高く、気軽に行うことが難しいものをお客様が注文しやすいように考えられており、実際に合ったエピソードをお聞きし、
ジュエリーに込められた思いや家族の繋がりを永年大切にされ続けてきた宝石が新しい形となり、再び使われる姿にとても感動しました。
2日目の店舗実習に向けて、ジュエリーの基礎について学びました。
まずはじめに、宝石の採寸を体験させていただきました。
この作業は、わずかなズレが仕上がりに大きく影響するため、オーダーに応える上で非常に重要な工程です。
ピンセットやノギスといった精密な測定機器を用いて、宝石の縦・横・高さを細かい単位で測定しました。
測り直すたびに数値が微妙に変化し、想像以上に繊細で難しい作業であることを実感しました。
しかし、この工程を経てお客様のもとに届くのだと思うと、大きなやりがいを感じられる貴重な体験でした。
2日目は、接客のロールプレイングを行い、膨大な商品の中からお客様のご希望やニーズに合う商品を提案する体験をしました。
お客様が何を求めているのかをヒアリングし、適した商品を見つけ出すことは想像以上に難しく、自然な会話の流れや距離の縮め方に苦戦しました。
その一方で、販売員の方の高い接客力やコミュニケーション力に改めて驚かされました。
特にブライダルリングの接客では、通常のジュエリーとは異なり、
お客様にとって一生に一度の大切なお買い物だからこそ、
商品だけでなく「接客の時間」自体がお客様の特別な思い出になるよう工夫されており、とても印象的でした。
自分の考える特別なリング
最終日は、1日目と2日目で得た知識を活かし、自分たちでジュエリーのデザインを考え、本社の方へプレゼンを行いました。
私はバラをモチーフにしたデザインを企画しました。
バラは花の色によって花言葉が異なるため、花びらの中央に配置するルース(石)を変更できるようにし、お客様が込めたい思いや贈る相手に合わせて選んでいただけるよう工夫しました。
企業の方へ自分の考えた商品を発表するのは初めてで、とても緊張し、自分の考えを人に伝えることの難しさを実感しました。
発表後には、実際に商品開発を担当されている方から本格的なフィードバックをいただきました。
デザインから商品化までには想像以上に多くの工程があることを知り、改めてものづくりの奥深さを感じました。
インターンシップを終えて
企業様のご厚意で、私たちが考えたジュエリーデザインを実際に製品化してプレゼントしていただけることになりました!
自分のアイデアが形となって手元に残るという体験は、本当に感動的で、このインターンシップの思い出がより一層特別なものになりました。
今回のインターンシップを通して、デザインから製造、販売までどの工程にも企業のこだわりが詰まっており、多くの思いが込められていることを実感しました。
また、実際の接客ではお客様に寄り添い、丁寧に対応されているところを見て、信頼関係がいかに大切かを学ぶことができました。
人との関わりやお客様の思いを形にする仕事の魅力に触れることができ、将来の選択肢の一つにしたいと思いました。
最後に、このような機会を作ってくださったエステールホールディングスの皆様、本当にありがとうございました!