【エアーエキスプレス】お客様の安全と笑顔を守る保安要員

学生ライター宮本さん

こんにちは!国際コミュニケーション学科1年の宮本和奏です。私は、3日間にわたり、那覇空港にてエアーエキスプレスのインターンシップに参加にさせていただきました。私の学んだこと、感じたことなど、皆さんにお届けできたら嬉しいです。ぜひご覧下さい!

航空会社の憧れ

皆さんは、空港で働く人にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
キラキラしていてかっこいいという印象を持ち、憧れを抱く方も多いと思います。私自身も、そのようなイメージだけで航空業界に魅力を感じていました。
しかし、戸板に入学し就職について考える機会が増える中で、これまで自分が職業について深く知ろうとせず、具体的に考えてこなかったことに気づきました。このままでは、将来納得のいく業界に就職できないかもしれない、、
そう感じたことがきっかけで、以前から憧れていた航空業界の一つであるエアーエキスプレスのインターンシップに参加することを決意しました。

今回、参加させていただいたエアーエキスプレスでは、那覇空港を拠点に旅客ハンドリング業務を行い、チェックインや手荷物の預かり、搭乗口での案内など、お客様が安心して空の旅を楽しめるよう幅広いサポートを行っています。特に香港航空やチェジュ航空など国内外の航空会社から業務を受託し、沖縄を訪れる多くの旅行者にサービスを提供しています。

沢山の学びと経験値

1日目はスーツを着用し、主に座学を行いました。空港で業務に就く前に必要な保安に関する資料やビデオ、過去の事例について学び、その後テストを受けました。このテストに合格しなければ、2日目以降の現場業務に参加できないため、真剣にメモを取りながら学習に臨みました。また、過去に実際に起きた事例を通して、保安の立場では常に緊張感をもって業務に取り組む必要があることを学び、改めて気を引き締めなければならないと強く感じました。
テストにも無事全員が合格できたため、2日目からも「もっと気を引き締めて頑張ろう!」と気持ちをひとつにすることができました!


2日目は番台という業務を行いました。
番台とは、保安検査場の前で搭乗券を確認する業務です。ここでは、お客様一人ひとりの搭乗券の詳細を声に出してしっかりと確認しなくてはなりません。少しでも小さなミスをしてしまえば、安全確認のために多くのお客様を待たせてしまうことになります。そのため、緊張感をもち一日の業務が終了するまで「集中を切らさない」ことを何よりも大切に取り組みました。
初めは、搭乗券を確認する際にお客様を待たせては行けない。素早く作業を進めないと。と焦ってしまう場面が多かったのですが、番台スタッフの方から「お客様のことを考えることは大切だけど、まずは安全を守ることが重要。ゆっくり確認しよう」とアドバイスをいただきました。それから、一つひとつの搭乗券をより丁寧に確認することを心がけ無事2日目の作業を終えることが出来ました。
この作業では、お客様と直接コミュニケーションを取る機会もあり、搭乗券を受け取った際には積極的に声をかけるよう意識しました。その結果、お客様からも「ありがとう」と言っていただくことができ、とても嬉しく感じました。

3日目は、手荷物預かり作業を担当しました。
手荷物預かり作業とは、お客様の荷物にタグシールを貼り付け、ベルトコンベアに流す業務です。常に動いているベルトコンベアの上で荷物を扱うため、荷物に体を持っていかれないよう注意し、タイミングよく流す必要があります。
実際に作業をしてみると、見た目以上に難しく、大きく重いスーツケースを持ち上げて横に倒す作業に特に苦戦しました。その際、スタッフの方から「焦らなくて大丈夫。ベルトコンベアに乗ったら体を動かさず、ゆっくり荷物を下ろすといいよ」とアドバイスをいただきました。この言葉を通して、荷物を素早く処理することよりも、お客様の大切な荷物を安全にお届けることが何より大切だと学びました。
さらに、この日は国際線を担当したため、様々な国のお客様に対応しました。エアーエキスプレスのスタッフの多くは複数の言語を話すことができ、お客様一人ひとりに合わせて言語を切り替えている姿が非常に印象的でした。空港で働くためには英語だけでなく、他の言語も学ぶことで、より幅広いお客様に質の高いおもてなしを提供できるのだと強く感じました。

インターンシップを通して

今回のインターンシップを通して、「お客様の安全を守る」ということの重みを改めて実感しました。空港で働く一人ひとりが、常に緊張感と責任感を持って業務に取り組むことが、お客様の安心や信頼につながっているのだと強く感じました。空港の仕事では、ほんの小さな気のゆるみや「まぁいいか」という油断が、大きなトラブルや事故へとつながりかねません。そのため、どんなに長く勤務されている方でも、常に気を引き締め、「自分は保安の一員である」という強い自覚を持って行動されていました。その姿勢を間近で見て、私自身も一つひとつの行動に責任を持つことの大切さを学び、保安という言葉の本当の意味を理解できたように感じます。

保安とは、単に危険を防ぐことではなく、「お客様が安心して空の旅を楽しめるように支えること」でもあるのだと気づくことができ、表には見えにくい部分でも多くの人が連携しながら、一つの空港を安全に運営しているという現実を知り、そのチームワークの大切さに心を打たれました。
その中でも、多国籍なお客様との関わり方がとても印象に残っています。
言葉や文化が異なるお客様に対しても、笑顔や丁寧な対応を心がけることで、「ありがとう」と感謝の言葉をいただけた瞬間はとても嬉しく、自分の対応がお客様の安心につながっていることを実感しました。対応の仕方ひとつで相手の印象が大きく変わるということを学び、人と接する仕事の奥深さを感じました。
今後もこの経験を糧に、どんな場面でも周囲への配慮と責任感を持って行動できる人を目指していきたいです。

学生ライター宮本さん

国際コミュニケーション学科

国際コミュニケーション学科の宮本和奏です! 私の目標は、多くの人を笑顔にできる存在になること✨そのために、戸板ではチャレンジ精神を大切に、いろんなことにどんどん挑戦しています!これからは、戸板での生活のリアルや前向きになれる勇気を皆さんにお届けしていきたいです‪‪📣🩷