「江戸庶民の食文化―『握り寿司』」

戸板女子短期大学公式

食育通信 Vol.8 (10.05.08)

【食文化体験「江戸庶民の食文化―『握り寿司』」】

新年度最初の「食育通信」です。今回は、新カリキュラム「食育演習」の地域連携の食育プログラム「江戸庶民の食文化―『握り寿司』」について、ご紹介いたします。
私たち戸板女子短期大学は、港区芝に位置しています。この芝界隈は、江戸時代には魚場として魚介類の宝庫であり、江戸前の魚で食卓を毎日のように賑わし ていました。そこで、この芝地区で活動をしていらっしゃる芝青色申告会青年部のみなさんの職人技を食育プログラムとして企画し、学生たちに芝地区の寿司職 人さんたちの妙技を存分に体験させ、それをお手本にして学生自ら握り寿司を作り、職人さんの寿司と味比べをし、江戸庶民の食文化を体感し、食意識の向上を 目指しました。
江戸前握りのネタは、東京湾獲れた新鮮なネタが売り物ですが、東京湾の再開発に伴い、自然の魚場はごく一部に留まっているのが現状です。このような現状について、芝青色申告会青年部の畑中氏よりお話を伺いました。

 

★畑中氏

 

★小築先生は頑張って世界に向けて中継しています!

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今回の主役は、三福寿司の畑中さん蛇の目寿司の佐藤さんです。職人さんの見事な手さばきに学生たちの熱い眼差しが光っていました。

 

★佐藤さん

 

★畑中さん

 

しゃりは、ピンポン玉の大きさ(約20g)にまとめ、ネタは、江戸前漁師の丸さんが朝早く獲ってきてくださった獲れたての鱸です。他のネタは、初心者でも握りやすいようにと鮪の赤身みと中トロです。それから厚焼き卵とかっぱ巻きです。

 

 

それから、丸さん自慢の江戸前あさりの味噌汁です。芝青色申告会の青年部の蕎麦職人さんたちが今回はわき役として獲れたてのあさりでお味噌汁を作ってくださいました。

 

 

さて、学生たちも職人さんの妙技に続けと奮起しています!おぼつかない手さばきですが、真剣に取り組んでいます!

 

 

 

ようやく、完成した自前のお寿司と職人さんのお寿司の食べ比べです。

 

 

 

満面の笑みで、お腹も心も幸せいっぱいです。ご馳走様でした!

今年度も「食」の話題を満載にお届けしていきます。
次回は、2年目を迎えたShibaFarm(戸板屋上菜園)の近況です。新2年生の活動をお届します。どうぞご期待ください!!

 

【 調理学研究室 佐藤幸子 】

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