平成25年7月13日、食育演習で合羽橋道具街を現地視察しました。15名の学生に引率教員2名です。
東京メトロ銀座線の田原町駅を下車して数分歩き、菊屋橋交差点角にあるニイミ洋食器店の巨大なコック像を仰ぎ見ながら道具街を、南側より入りました。道具街に入ると、食器のみ、食品サンプルのみなど、普通では見られない調理道具、関連器具に特化した店舗が並んでおり、学生たちは、もの珍しそうにそれらの店や、その陳列品を眺めていました。
我々一行は、そのまま道具街中央にある株式会社中尾アルミ製作所に向かいました。そこは、お鍋の博物館と呼ばれています。店の前は鍋を並べて作った古典的なロボットが飾ってありました。お店の2階で店長の鈴木匠さんより、講演をしていただきました。鍋の材質に伴う熱伝導率の違いによる調理法の工夫やメインテナンスの方法などについて、日頃の暮らしに応用できる興味深いお話が続きました。どの学生も熱心にメモを取っており、特に熱心な学生に指名してみたところ、いずれも鈴木さんへ良い質問をしてくれました。
鍋の博物館を出た後は、カッパの像の前で恒例の記念写真を撮りました。金色のこの像に対して、人間的でリアル過ぎとの感想を持つ学生が多かったです。その後、自由行動で、各学生が道具街を自由散策して行きました。
食品系学生なればこそ、合羽橋通(つう)と言われるくらい、今回を機会に、これからは、合羽橋を利用してほしいと願うところです。
担当 食物栄養科 講師 栄養学研究室 橋詰和慶