食物栄養科かわらばんVol.42(14.12.16)平成26年度「給食管理実習(学外)」実習報告会の様子

井部 奈生子 准教授

平成26年夏期休業中に、実際の給食現場での栄養士業務を学ぶ「給食管理実習(学外)」を食物栄養科2年生が行いました。学んだことや研究内容を発表するため、食物栄養科1・2年生合同で実習報告会が平成26年11月16日(日)に開催されました。

 

2年生が実習した施設は、事業所、保育所、福祉施設、病院、小学校から選択した1施設のみのため、各実習先で学んできたことや得たことを、お互いに報告しました。
1年生は、先輩の「生の声」を聞き、自分が来年度どのような実習を行い、どの分野の現場を選択するかを考える貴重な機会となりました。

 

発表は、各々が学んできたことをまとめた実習ノートに基づいて、資料を作成し、パワーポイントを使用して発表をしました。

 

 

【実習を終えた学生のコメント】

・現場でのアレルギー対応について詳しく知ることができた。間違いのないように、何度も確認していることから責任感を感じた。今後は、自分も責任感を身に付けたいと思った。

・残りの学生生活では、知識とともに調理技術も高めて行きたい。食事制限があっても、おいしいと感じて頂けるような食事を作れるような栄養士になりたいと思った。

・将来は、実習先の管理栄養士の先生のように、患者に寄り添う栄養指導が行える管理栄養士を目指したい。

・嚥下障害の食事を実際の現場を見学させて頂いた。実際の食事がどのように作られ、提供されているのかがよくわかった。実習で学ばせていただいたことは一握りでしかないため、栄養士として働くために、残りの学生生活ではもっと勉強して社会に出たいと考えている。

・栄養教育は単に知識だけではなく、相手の気持ちを引き出すためにもコミュニケーション力も必要であると思いました。そのため、栄養学の勉強に力を入れて取り組むのと同時に、コミュニケーション力も身につけていかなければいけないと感じました。

 

参加した食物栄養科の学生全員が、多くのことを学びました。実習先の先生方からのご指導に心より感謝いたしております。

 
 
 

食物栄養科  井部 奈生子

井部 奈生子 准教授

食物栄養科

「食」に携わる者として、食を提供するだけでなく、食の心をも提供したいと思っています。理論のうえに立って、具体的にどのようなものを、どのくらい、どのようにして食べてもらうのか、食事計画を通して一緒に考えてみましょう。