食育ゼミナール(井部ゼミ)は昨年度に引き続き、幼児期、学童期の子どもの食と栄養をテーマの一つとしました。
健康の重要性が強調される中で、小児期の食生活は生涯にわたる健康を築く基礎となります。ゼミ生は、幼児期、学童期の子どもの特徴をつかみ、各成長段階に合わせた「食育」を行いました。
戸板女子短期大学がある港区の地域実情を踏まえた 「第3次食育推進基本計画」 の取り組みを検討し、楽しく、魅力的で、効果的なワークショップや授業を展開できるように工夫し、企画を実施しました。
ご近所ラボ新橋での食育
ご近所ラボ新橋では幼児期の子どもに「食育」を行いました。
食べ物に興味を持ってもらえるように工夫し、子どもが理解しやすいように説明しました。参加した子どもは、知っている食材を元気よくたくさん答えてくれました。
▼ ご近所ラボ新橋のスタッフと合同で行ったワークショップ
芝の家での食育
芝の家では幼児期、学童期の子どもに「食育」を行いました。
年齢が3歳から9歳と幅広い年齢でしたが、各年齢の子どもは互いに話し合いながら一緒に学ぶことができました。間食の必要性や意義を子どもに説明し、どら焼きを全員で協力して作り、会話を楽しみながら食べました。
▼ 芝の家のスタッフと合同で行ったワークショップ
港区立芝小学校での食育授業
港区立芝小学校では3年生に「食育」を行いました。
毎月、家庭に配られる給食の献立予定表を確認しながら食べ物の働きを説明し、毎日の食事でバランスよく食べ物を選択できるようになることを目標としてワークシートで確認しながら進めました。
学校公開週間であったことから保護者の方も見学されていたため、ゼミ生は緊張気味でしたが、予想していたよりも子どもが積極的に授業へ参加してくれたため、授業が進むにつれてやりとりは活発に行うことができました。今回の授業はひとつのきっかけとしかなりませんが、子どもたちの食への興味や関心が少しでも高まることを期待しています。
今後もこれまでの活動を踏まえ、更に内容の充実した「食育」の取り組みを行っていきたいと考えています。
ゼミ活動を行うにあたり、ご指導いただきました多くの方々に心から御礼申し上げます。
食物栄養科 井部 奈生子