無洗米が地球を救う!~戸板女子短期大学×全農とやまコラボ~

ニュース

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
学生ライター濵地さん

こんにちは!戸板女子短期大学1年生の濵地花歩と申します。
戸板女子短期大学×全農とやま様のコラボで始動した産学連携プロジェクト、

その名も「お米でダイエットプロジェクト

このプロジェクトの一環として、お米について学ぶ機会があり、無洗米がSDGsにつながると教えていただきました。
私は「無洗米がSDGsにつながるってどういうことだろう…?」とあまりピンときませんでした。
そこで実験を用いて、無洗米が環境に与える影響を可視化し、SDGsとのつながりをわかりやすくしたいと思いました。

 

▼お米とダイエットの関係について調べたことを全農とやま様の前でプレゼンテーションしました。

 

そもそも無洗米って?

無洗米と聞いて、みなさんはどんなイメージを思い浮かべますか?時短、楽でしょうか?普通のお米よりも味が落ちる、わざわざ無洗米を買う理由がない、という方もいらっしゃるでしょう。

そもそも普通のお米と無洗米との違いがわからない、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
収穫された稲は、精米という工程でもみ殻や米ぬか、胚芽を取り除き、精白米となります。

精白米の表面には精米の時点で取りきれなかった「肌ぬか」が残ります。
この「肌ぬか」が、お米の炊き上がりのぬか臭さの原因となるため、お米を炊く前に洗米を行う必要がありました。
しかし近年、この「肌ぬか」を取り除く加工を工場で行うことができるようになりました。

これを無洗米加工といいます。

無洗米加工によってお米が傷つけられ、通常の精白米よりも味が落ちると考える方もいるようですが、
技術の進歩により、お米の表面に含まれる旨味成分を削ぎ落とすことなく肌ぬかを取り除くことができるようになっています。
お米を洗う手間がなく、しかも味も精白米と同じおいしさと来たら、利用しない手はありませんよね。

とぎ汁って植物に良くないの?~実際に実験してみた~

精白米を洗うとき、水は白く濁り、これをとぎ汁と呼びます。
とぎ汁は水に肌ぬかが溶け出したもので、無洗米を洗ってもとぎ汁は出ません。
このとぎ汁が、植物の生育に影響を与えることをご存知ですか?
私は今回、水耕栽培のかいわれ大根、豆苗の再生栽培(リボベジ)を使って簡易的な実験を行いました。
目的は、植物に与える水分がとぎ汁に変わると生育に影響があるのかを確かめ、一目でわかるようにするためです。
実験はそれぞれ以下の手順で行いました。

かいわれ大根
①同じ容器で水を与え、発芽させる
②発芽した後、水を与えて育てるものと、とぎ汁を与えて育てるもので容器を分ける(左が水、右がとぎ汁を与えるもの)
③それぞれ一日おきに水を変え、観察を行う

豆苗
①すでに成長している豆苗を二分割し、発芽点を残したまま同じ高さで切り揃える
②水を与えて育てるものと、とぎ汁を与えて育てるもので容器を分ける(左が水、右がとぎ汁を与えるもの)
③それぞれ半日おきに水を変え、観察を行う

実験結果を写真とともにお伝えします!

かいわれ大根(左が水、右がとぎ汁)
・1日目~3日目の様子

 

・5日目~7日目の様子

 

豆苗(左が水、右がとぎ汁)

1日目~4日目

5日目~7日目

8日目

▲最終的な茎の背丈を測定したところ、水で育てた豆苗は28cm、とぎ汁で育てた豆苗は22cm。とぎ汁で育てた方は豆にカビらしきものが発生し、根元から腐りかけているにおいがした。

実験を終えて・・・

植物の生育にとぎ汁を使うことで多少なりとも生育に影響が出ることがお分かりいただけたでしょうか?
この実験結果だけで一概に結論づけることはできませんが、植物のとぎ汁をそのまま与えると植物が成長するのに必要な養分をうまく取り込むことができないから、という一説があります。
他にもお米のとぎ汁はそのまま海に流すとプランクトンの餌となって富栄養化する原因となり、海の環境破壊につながることもあります。

無洗米が地球を救う!

私たちが普段食べているお米を無洗米に変えるだけで、流れ出るとぎ汁から植物の環境負荷を減らすことができます。
また、海洋汚染を防ぎ、海の資源を守ることにも貢献できます。さらに、とぎ汁を無害な水と同等の薄さに薄めるために必要な水を削減できます。
昨今、話題のSDGsにもつながりますね。まさしく無洗米は地球を救うヒーローなのです!

あなたも無洗米生活、はじめませんか?

冒頭にも述べた通り、技術の進歩により、無洗米の味は昔に比べて格段に良くなっているそうです。
おいしい・楽・地球にやさしい、の三拍子揃った無洗米であなたの食生活をより豊かにしていきませんか?

富山県では、豊かな水資源を利用してブランド米が生産されています。

コシヒカリを品種改良し、粘りと甘味が特徴の「富富富(ふふふ)」、炊き上がりが白く美しい、さっぱりとした食味の「てんたかく」、適度な甘みで歯応えのある「てんこもり」など、こだわりを持って作られたものばかりです。

これらの無洗米ももちろん販売されていますので、この機会にぜひご賞味ください!

参考文献

おこめリピート
ごはん彩々

本件に関するお問い合わせ先

戸板女子短期大学 入試・広報部   大和まで
TEL 03-3452-0696

学生ライター濵地さん

食物栄養科

食物栄養科の濵地花歩です☺︎︎ ルーフトップラボ所属。料理と野球が好きです。「お米でダイエットプロジェクト」はじめ、自分自身を成長させていく為、マイペースに活動していきます!