骨の健康と食生活

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私達の姿勢は、静的(立つ、座る)・動的(歩く)などさまざまな姿勢がありますが、姿勢は健康を支える上で重要な働きがあります。人は他の哺乳類 と異なり、直立二足歩行をします。二つの足の裏で身体全体を支え、運動においても上手に身体を動かすにはしっかりと安定した支持が必要となります。

 

そこで、足のウラに注目したいと思います。 足ウラ面積は両足合わせても体表面積(身体の面積)のほんのわずかです。このわずかな面積で何十キロもある体重を支えており、身体のゆがみが足のウラの形や機能にも影響を与えると考えられます。

 

足の機能の低下は身体能力やバランス能力の低下にも繋がります。特に足趾(「そくし」と読み、足の指を示す)は身体が前に倒れないように踏ん張る場所でも あります。また、足趾は身体の末端部分にあたるため、血液循環において不利なところです。末端部の血液循環を促すには、その部分を動かす必要があります。 このような観点からも、足趾を使いましょう。姿勢の保持だけでなく全身の血液循環にも良い結果をもたらし健康に役立ちます。

足の指は浮いていませんか? 外反母趾になっていませんか?

次のような原因と症状が考えられます。

外反母趾
原因 ・履物による影響
・遺伝による要因
症状 ・関節可動域の低下・ふんばり力の低下
・痛みを伴う場合もある
・第二趾の未接地の要因となる
・足首への負担が増大する
第一趾がついていない
原因 ・履物による影響
・遺伝による要因
・運動不足
症状 ・バランス力/ふんばり力の低下
・転倒し易くなる
・関節が硬くなり可動域が低下する
第二趾がついていない
原因 ・履物による影響
・第一趾の外反より第二趾が上に浮く
・第二趾の断面が逆三角形状となる
症状 ・関節可動域の低下・ふんばり力の低下
・痛みを伴う場合もある
・第二趾の未接地の要因となる
・足首への負担が増大する
第五趾がついていない
原因 ・履物による影響(先が細い靴など)
・特に幼児の靴選びと靴の履き方
症状 ・左右のバランスが悪くなる
・関節が硬くなり可動域が低下する
・症状が進行すると全く動かなくなる
・血行不良が要因となる
・内側によじれて五趾の断面が逆三角形状となる

参考資料:「足ウラ健康ガイドブック」 株式会社ワミー

 

【 体育研究室 中島悦子 】

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