体の内側から肌を美しくする方法

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2004年度9月号 「体の内側から肌を美しくする方法 」

人が紫外線を浴びると色素細胞が活性化してメラニンを増産します。
メラニンには、紫外線の害から身体を守る働きがあり、我々を紫外線の害から守ってくれる大切な働きをしますが、過剰なメラニンは肌の大敵シミ、シワの原因になります。
つまり、肌の老化を促進させる大きな要因は紫外線にあるわけです。
紫外線の強くなる時期は4月頃から9月頃まで続きます。
肌のシミ、シワを避けるには、1年中紫外線予防に気をつける必要がありますが、この時期は特に注意が必要です。
これらを防ぐために余分な紫外線を浴びないようふだんから心がけましょう。
しかし、「日焼け止め用の化粧品を塗る」「帽子をかぶる」といった紫外線対策だけでは美しい肌を維持できません。つややかで適度な湿り気のある健康な肌を保つために大切なことについて考えて見ましょう。

 

肌によい食事とは

肌を良い状態に保つには、化粧品などを外側から塗るだけでは十分とは言えません。
体内から肌の新陳代謝を促すためにも、食事に気をつけることが大切です。
食品には多くの栄養素が含まれていますが、それらは肌にとっても大切な働きをしています。

 

たんぱく質 (肉や魚、豆・豆腐類に多い) 肌に張りとうるおいを与えてくれます
ビタミンC (野菜、芋、果物に多い) 肌の張りを保ち、シミを防ぎます
ビタミンE (植物油やナッツ類に多い) 老化防止に効果があります
ビタミンA (レバーや緑黄色野菜などに多い) 角質の保湿機能を高める
ビタミンB2 (ウナギ、納豆などに多い) 肌の新陳代謝を盛んにし、皮膚の血液循環をよくする

 

これらの栄養素をバランスよく食事に取り入れることが大切です。
肉や魚などのタンパク質を食べるときには野菜を必ず食べるようにしましょう。

 

▼9月のおすすめ料理

マグロとアボガドのわさびしょうゆ、豚しゃぶのサラダ、さばの立田揚げなど

肌には睡眠も大切

睡眠中には血管が広がり、血液の循環がよくなるため、皮膚に栄養が行き渡ります。
健康的な肌を作るためにも食事に気を配るだけでなく、十分な睡眠をとることが秘訣となるわけです。

 

 

【 調理学研究室 富永暁子(管理栄養士) 】

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