大滝先生インタビュー

プログレス

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入試広報部 澁谷さん

戸板生の印象は オシャレだけど、珍しいぐらい真面目な学生

私が、まず初めに戸板女子短期大学を知ったのは、大学生時代の女子大生ブームの時ですね。

当時から“イケてる女子大生”という評判でした。

ずっとそのイメージは潜在的にあったのですが、今時の学生は当然現代仕様になっているんだろうと思い、
いわゆる良くも悪くも「今っぽい」学生をイメージして戸板に教員として来ました。

そしたら、びっくりです!

オシャレだけど、珍しいぐらい真面目な学生達で驚きました。

人のために尽くそうとする気持ちや他人への思いやりや言葉遣い

私の授業は、講義、論ものが多いのですが、90分授業で寝ている学生がほぼいないですし、
授業課題に関しては、しっかりと学びが見える解答になっています。

学生としては当たり前のことですが、一般的に当たり前ではなくなってきているため驚きました。

「なるほど、そういった学生の基礎力が、就職率を高めてるのか」と納得しました。

自分のブランドを始めたい!という学生に教えていきたい

私がやっている講義についてお話しします。

服飾芸術科の新しい科目でブランドプロデュース論とブランドプロデュース演習が2022年度からスタートします。

今まで私が現役時代に経験した色々なケースのファッションブランドプロデュースの実績を基に、
まず現在アパレル業界のビジネスモデルであるSPAブランドプロデュース基礎の習得から始まり、
皆さんが卒業した後、サイドビジネスで自分のブランドを始めたい!というような要望への準備ができるようになればと考えています。

ブランドプロデュース演習では、
社会変化からトレンドが生まれてくることを理解するために英国のデータ分析の方に講演及び講評をお願いする予定です。

そして学生がプランニングしたD to C的なブランドを、クリエイティブディレクターの女性に講評もしてもらいます。

また、今年で教職12年目になりました。

業界では、デザイナーの発掘と教育、
そして前職では、毎年コンスタントにデザイナー職・商品企画職を輩出してきましたので、
それも続けて行きたいと思っています。

「ファッションデザイナーになりたい!」
「アパレルの商品企画をしたい!」
という学生さん、ぜひ私の講義でお待ちしております。

“ロマ系”“姉GAL系”“姫系”ファッションなどのブームをつくってきました

幼少期から“ルパン3世”の大ファンで、特に“カリオストロの城”の世界観が大好きです。

いつしかそんな旅がしたい、と朧げに思っていたのでした。

そして私が今の自分のベースができたというか、新たなドアが開いたと思ったのは、
大学時代に行った“ヨーロッパ放浪の旅”でした。

子供の頃からヨーロッパが大好きで、大学生になったら絶対行ってやる!と思っていたのです。

アルバイトで貯めた資金をもとに、バックパッカーで旅立ったのでした。

その前の準備期間で、日本国内の交換留学生と友達になったり、
色々な外国人が集う場所に積極的に参加したりして英語力を磨きながら友達作りをしていました。

そうしたら、そこでできた友人たちが「ヨーロッパに来たら是非寄ってよね!」と言ってくれるので、
お言葉に甘えて友人宅に泊まりながら、また激安ホテルに泊まったりもしながら、2ヶ月弱の放浪が実現できました。

本当に感激でした!帰りたくない心境でしたね。

その夢のような時間が流れる中で、文化や感覚の違いはもちろん、価値尺度の違い、
また人生観を含めた生き方の違いの幅の広さを実感しました。

この経験が、自分の感性にも影響し、ファッションビジネスでもインターナショナルな感覚を持てて成功したのだと思っています。

大学卒業後、約8年間の下積み経験があり、30歳手前でやっとメジャーデビューを果たしました。

株式会社サンエー・インターナショナルという会社で現在は東証一部上場企業のTSIホールディングスとなっている会社です。

中途採用の面接でお会いした役員の方が
平岡取締役企画統括本部長という業界の重鎮の方でその後は私の師匠となります。

この時から私はファッション業界の流れに乗って数々のファッションブランドをプロデュースしていくわけですが、
まず最初に立ち上げたブランドがJILL STUARTです。

師匠であるブランドプロデューサーの自称KING平岡氏からは特に細かい指示はなく、
一緒にヴィジョンを描こうという方針で、ブランド成功の夢を共有していく仕事内容になります。

そうなると楽しいですね!

どんどん夢の世界が広がっていくのです。

あっという間に 10年間で様々なブランドをプロデュースしていき、これもまた夢のような時間が過ぎていきました。

お陰様で、仕事で海外に行く夢も叶い、在籍10年間でなんとNYを中心に約200回も海外出張に行くことができたのです。

ファッション業界では、特にフェミニンマーケットの構築ができ
“ロマ系”“姉GAL系”“姫系”ファッションなどのブームを自分自身で創りながら
ブランドプロデュースと社長として会社経営もしてきました。

冷静に考えるとプロデューサーである私の肩に会社が投資する何十億がのしかかってくるわけですが、
ほぼストレスを感じることがなく過ごせたのは、なんといっても好きなファッション業界で海外にも行けて、
しかも外国の方々と一緒に仕事ができるという愉しい側面だけをモチベーションにしていたからだと思います。

特に今ではJILL STUART女史や彼女のスタッフの方々との交流は
自分の大切な宝となっています。

ファッション業界は正解がない業界、不可能であったことが可能となっていく社会

ファッション業界在職中は、仕事中心のほぼ休みがないとてもハードが生活になっていました。

当時は仕事が楽しかったのでそれに全く気づかなかったわけですが、
さすがにJILL STUART, PINKY GIRLS, Barbieと
立て続けにブランドを0からプロデュースすると、例えて言うと“鶴の機織り”のようです。

今度は、自分のライフスタイルの実現というテーマが新たな挑戦となったのでした。

TSI退職後はこれまでの経験を活かしてメジャーブランドのコンサルティングをしていました。

ほぼ自宅でできる仕事内容にして、アメリカのトラベルトレーラーのAIRSTREAMや
ドイツのモーターホームのBURSTNER ELEGANCEなどをデザインアトリエにして
今でいうグランピングのように自然の中を移動しながら仕事をしていたのですが、
400坪のイングリッシュガーデンとの出会いがあり、アトリエをそこに移すことになります。
妻が英国人なので大喜びでしたね。

僕は今子供の頃からの夢であった海から5歩の環境で
夫婦と愛犬のOllie(オリー)くんと3人でCOAST LIFEを愉しんでいます。

将来老後までも続くであろうライフワークは・・・写真かな!?

自分のブランドでは、自分で服をデザインして、自分でイメージに合うモデルを選んで、自分で写真を撮ってブランドヴィジュアルにしていました。
最後に写真を撮るという行為はイメージの具現化の最終ゴールとして最も楽しいひと時でした。

ファッション業界は正解がない業界です。

自分がいいと思ったことが実現できる環境なのです。
そしてその実現は夢に対する情熱に尽きると思っています。

これからの皆さんの時代は多様化の時代と言われています。

様々な価値観があり、またキャリアヴィジョンがあります。
今までは不可能であったことが可能となっていく社会でもあります。

起業するために必要な要素は

強い意思、強い推進力、柔軟な対応力、過剰なぐらいの自信

是非自分なりのライフスタイルをイメージしながら、将来の夢を叶えていって欲しいと思います。

入試広報部 澁谷さん

職員
入試・広報部

戸板女子短期大学 入試・広報部として、企画、デザイン、WEB、マーケティングを担当。Youtuber。 戸板女子短期大学のニュースや記事、田町や三田周辺の情報を得るために、いつもアンテナを張り巡らして集めています。