【ホテル・ツーリズムゼミ】星稜會舘 ホテルウエディングのサービス体験・マナー演習に参加しました!

高橋 康乃 講師

1/17(火)戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科では、披露宴サービスの体験とテーブルマナー演習を実施、ホテル・ツーリズムゼミ1年生20名が参加しました。

星稜會舘にあるレストラン「コリーナ・デラ・ステラー」様と「(株)カーネルキャスト」様にご協力いただき、ホテルウエディングを想定した披露宴サービスの体験とマナーについて学びました。

はじめに、袱紗を用いてのご祝儀の取り扱い方法について学びました。受付担当とゲスト役に分かれ、芳名帳の記帳やご祝儀の渡し方を体験しました。ご祝儀袋を袱紗から取り出し、ひと言添えて渡す、芳名帳に自筆で記帳するという一連のながれを行い、受付時のマナーについて学ぶことができました。


受付体験を終えたら、会場準備をしました。まず、テーブルナプキンを扇型に折る方法をレクチャーしていただきました。きちんと折り目をつけて、端と端をぴったり合わせないと綺麗な扇にならないので、一つ作成するのに大変時間がかかりました。毎回大人数の準備をされるスタッフの方々の大変さを痛感しました。
テーブルナプキンの作成後には、食器のセッティングをしました。カトラリーやグラスの位置について細かく教えていただきました。



いよいよ、披露宴の開宴です。新郎新婦の入場・高砂着席・主賓挨拶まで再現し、祝宴時のマナーについて学びました。乾杯では、ボトルの抜栓方法や注ぎ方のレクチャーしていただきました。その後、乾杯時のマナーについて学び、実際に学生が乾杯の挨拶をしました。



次に、食事の提供をしました。オードブル・スープ・パン・メイン・デザートの5品をご準備いただき、学生同士で提供をしました。サービストレイやお皿の持ち方、提供方法、食器の下げ方をレクチャーしていただきました。お皿やカトラリーをセットする順番や、配置のバランスを覚えることがとても難しかったです。

また、実際に提供した食事は全員で頂き、カトラリーの扱い方やテーブルマナーについて学びました。なにより、食事がとても豪華で美味しく、普段食べられないような分厚いお肉など、皆感動していました。







最後のデザートでは、星稜會舘の本田支配人による日本一の「チェリージュビレ」を学生の目の前で、実演形式で作っていただきました。螺旋状に剝いたオレンジの皮にさくらんぼをリキュールで火をつけて炎の演出を披露していただきました。できたてのソースを冷たいアイスクリームにかけ、完成です。熟練の技を目の当たりにして、会場にいた全員が魅了されました。こういったエンターテインメント溢れた演出も、ゲストに感動を与え、とても大切だと感じました。

今回、披露宴サービスの体験を通して、一生に一度の大切なイベントのお仕事は高いクオリティのサービスはもちろん、なにより気遣いが大切だということを学びました。プロに教えていただきながらサービスの体験ができる、非常に貴重な経験でした。



参加学生からの感想(一部抜粋)

「披露宴サービスでは、料理の提供から全てプロの方に教えていただきとても楽しく興味を持ちました。デザートでのパフォーマンスは、迫力があり歴史ある物を見れてよかったです。テーブルマナーは、ある程度は知っていると思っていましたが実際にやってみると知らないことが多く勉強になりました。今回で学んだことを忘れず今後に生かしていきたいです(国際コミュニケーション学科1年)」

「自分たちでテーブルセッティングや料理を運んだりして、自分がホテルではたらいたらお客様の顔がどのように見えるのかを知り、ずっと宿泊部を考えていたけれど料飲部にとても興味を持ちました。また、食べ方のマナーや所作を一度通して行ったので、早く結婚式や同窓会などに行きたくなりました。品のある女性に近づけた気がしました。ゼミの友達と感想を共有しながら学べて、とても楽しい経験ができました(国際コミュニケーション学科1年)」

「披露宴に行った時に使うマナーを学べて御祝儀を渡すとこからナプキンの使い方進行や乾杯の音頭なども教えていただきました。私は受付などもやらせて頂いて大人になった時に恥をかかずに出来るなと思いました。テーブルマナーでも支配人にホスピタリティの中でも食事の運び方やその時の動きなど細かい所まで教えていただきました。
今回のゼミに参加してとてもいい経験や知識が増えました(国際コミュニケーション学科1年)」

 

記事作成 : 中條

高橋 康乃 講師

国際コミュニケーション学科
ホテル・ツーリズム履修モデルアドバイザー

1964年生まれ。立教大学大学院修了。 外資系ホテルを経て東京ホテルビジネス専門学校に入職。学生の就職指導・学校法人運営を担当し、副校長に就任。カーネルキャスト教育研修事業部長を経て、2016年ポントコミュニケーションズを設立。 戸板女子短期大学では「ホテル・ツーリズムゼミ」を担当。ホテルや観光業界を希望する戸板女子短期大学の学生を、情熱的に指導する。