令和3年前期を終えようとしている学生の皆様へ  Toita’s 7 Promises とコロナ禍 vol.1

小林千春 名誉教授

7月12日、東京には4回目の緊急事態宣言が再発出されました。

 

振り返ると、前期も押し寄せる新型コロナウイルス感染の波とともに
過ぎて行ったように思います。

入学式は新入生のみで学科に分かれた小規模開催となりましたが、
それでも希望に満ちたたくさんの笑顔が見られ嬉しく思いました。

 

さて、新入生の皆さんには戸板ゼミナールのなかで、
本学の歴史、創立者、戸板関子先生などについてお話しを致しました。

授業の最後にToita’s 7 Promisesについて皆さんの感想を書いていただきました。

今回は、特に意識したい項目の中で、21%の方が選んだcuriosityに関して、
私の思いを述べさせていただきます。

Toita’s 7 Promisesの中で一番目に掲げたcuriosityは、
校訓である「知好楽」からとったものです。

「知って、好きになり、楽しむ」姿勢、
これはまさしく大学での学びに対する姿勢だと思います。

今まで関心がないことでも授業の中で、また友人との会話から、興味を持つことがあります。

「興味をもつ」ことが学びの第一歩です。

興味を持って、知ることすなわち学ぶことで好きになり、やがて楽しむ境地に到達する。

そんな境地を是非皆さんにも味わっていただけたらと願っています。

 

さて次に、アンケートの中の皆さんの声をご紹介したく思います。

 

「毎日、新たなことを学ぶのは本当に楽しい」

 

「何ごとにも好奇心を持って行動することは、人生において自分を知る経験にも繋がると思います。楽しみながら技術の向上につなげたいと思いcuriosity を第一にえらびました」

 

「戸板女子短期大学は自分が進みたいと思って選択した道です。苦手な科目といえども自ら楽しさを見出し、進んでよかったと思える結果に導きたいとおもいCuriosityを選びました」

 

「将来の夢を叶えるために大学でたくさんのことを学び将来に活かしたい」

 

「知り、好きになって楽しむという言葉がとても心に響いたので、楽しみながら最後まで勉学に励みたい」

 

「戸板関子先生の詳しいお話を聞いて、鳥肌が立ちました。そしてこれほどまでに社会に貢献し、人々に尊敬された方が創った学校の学生であると認識を改め、何事にも懸命に取り組んでいきたいと思いました」

他にも戸板女子短期大学での勉学に対する熱い気持ちが伝わるメッセージがたくさん書いてありました。

 

ZOOMでの講演でしたが、皆さんが真摯に聞いてくれていたことに感謝しつつ、
入学時のこの新鮮な気持ちを卒業まで持ち続けてくれることを願っています。

様々な制約がある夏休みですが、感染に注意しながらぜひ好奇心の芽を大切に過ごしてください。

 

秋には更に成長した皆さんにお目にかかるのを楽しみにしています。

 

学長 小林千春

小林千春 名誉教授

国際コミュニケーション学科

英語コミュニケーション力とICTスキルはグローバル社会に生きるための大事なツールとなります。世界には様々な文化と価値観が存在していることも大切です。楽しみながら一緒に学んでいきましょう。 主な担当科目 >>> Business Conversation:Airline・Airport / 国際マナー