港区立赤羽小学校での英語教育サポートボランティアが始まりました。

松井 恵美子 教授

戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科「Teaching English to Children 3」の授業では、本学の小学校英語指導補助員資格の取得のため児童英語の実地体験として港区立赤羽小学校(宮﨑直人校長 港区三田1-4-52)の児童の前で英語教育サポートボランティアを行っています。

2年間の児童英語教育を知識だけで終わらせるのではなく、実地体験を通して自分のものにしていく試みです。令和2年10月より12月までの約3か月間、各クラス1名ないし2名の学生が、クラス担任の先生とALT(Assistant Language Teacher)の先生の英語教育補助(サポート)の役割を果たします。

これまで短大生の受け入れ先がなかったところを赤羽小学校のご協力をいただき、今回、実践の場をご提供いただきました。

参加学生は、この体験で様々なことを考え、自分の将来につなげていっているようです。

 

 

国際コミュニケーション学科2年生のS.Kさんは、以下のような感想を持ちました。

 

「小学校の実地体験では、実際に教室内で担任の先生やALTの先生のサポートをします。
クラスの児童の前に先生として立ってデモンストレーションをしたり、クラス全体を見ながら助けが必要そうな児童に声をかけに行ったりすることは初めての体験で、緊張と不安でいっぱいでしたが、児童たちが温かく迎えてくれて安心しました。また、児童の「わかった!」「ありがとう!」という言葉はとても嬉しく、自信にも繋がりました。そして何よりも、児童の楽しそうな姿や積極的に授業に参加する姿に、改めて英語や異文化を学ぶ楽しさを感じることができました。
私は「児童の前ではあなたも先生」と児童英語教育授業担当の松井先生から指導があった通り、私たち学生が教える立場であるので児童を困らせないよう堂々とすることを心がけています。また、間違いを教えてはならないという責任感を常に持つようにしています。そのためには、日頃からなるべく多くの単語を覚え、正しい発音を意識して授業に取り組むよう努めています。

赤羽小学校では、クラス担任の先生方が様々な工夫をして授業を進め、児童の学びを深めていますので、様々な授業形態を学ぶことが出来ています。

今回、小学校の授業に参加させて頂くという貴重な経験をさせていただいていることに感謝し、戸板での学びや実地体験を私の将来に活かそうと思っています」

など、学生の感想をいただきました。

今年度の戸板女子短期大学の学生の参加は、18名です。

今後も参加学生達の振り返りを通じて、より効果的な児童英語教育の実践の場となるよう、赤羽小学校との連携を図っていく予定です。

 

 

 

松井 恵美子 教授

国際コミュニケーション学科

コミュニケーションで必要なツールとして英語を学ぶだけでなく、その言葉に隠された相手の気持ちに気付くことも学んで行きます。日々めまぐるしく変化している世の中、言葉を通して相手を思いやる気持ちをもち、優しさとたくましさをもち、柔軟に対応できる社会の一員になれるよう、一緒に楽しく学んで行きましょう。